◆仕事をさせたい
「ショータイムの始まりです」
石巻市で最大規模を誇るフィリピンパブ「BM」=立町2丁目=のママ、堀内エリンダさ ん(48)がアナウンスすると、50人は優に入れるホールが洋楽の大音響に包まれた。ステージでは20~30代のフィリピン人女性たちが音楽に合わせ、セ クシーな踊りで客たちを魅了する。
エリンダさんが店を再開したのは4月1日。電気も水もない中、完全な見切り発車だった。「動きださなければ本当に気が変になっていた」と振り返る。
石巻市内でフィリピンパブ3店を経営する日本人の夫(54)との間にもうけた一人娘(23)と孫娘(1)を津波で失った。待望の初孫だった。2人の遺体は見つかったが、娘婿(38)は今も行方不明だ。パブで働いていたフィリピン人女性(29)も亡くなった。
「ジャパンドリーム」を夢見て来日した25人のフィリピン人女性を預かる。娘同然の彼女ら全員が津波でアパートや自宅を流され、1カ月近く避難所暮らしを強いられた。
「彼女たちの仕送りがフィリピンにいる親兄弟十数人の生活を支えている。早く仕事をさせてあげたかった」
来日23年。「ジャパンドリーム」を体現した一人として、母国へ仕送りを続ける事情は痛いほど分かる。「一日も早く働きたい」という彼女たちの熱意もパブの再開を後押しした。
この道30年のベテラン、スナック「くるくる」=立町1丁目=のママ、岩橋美津子さんは4月18日に再開した。
「再開を待つお客さまの声に励まされた。同じ港町として気仙沼や塩釜には負けられない。亡くなった常連客の分まで頑張りたい」と意気込む。
「ショータイムの始まりです」
石巻市で最大規模を誇るフィリピンパブ「BM」=立町2丁目=のママ、堀内エリンダさ ん(48)がアナウンスすると、50人は優に入れるホールが洋楽の大音響に包まれた。ステージでは20~30代のフィリピン人女性たちが音楽に合わせ、セ クシーな踊りで客たちを魅了する。
エリンダさんが店を再開したのは4月1日。電気も水もない中、完全な見切り発車だった。「動きださなければ本当に気が変になっていた」と振り返る。
石巻市内でフィリピンパブ3店を経営する日本人の夫(54)との間にもうけた一人娘(23)と孫娘(1)を津波で失った。待望の初孫だった。2人の遺体は見つかったが、娘婿(38)は今も行方不明だ。パブで働いていたフィリピン人女性(29)も亡くなった。
「ジャパンドリーム」を夢見て来日した25人のフィリピン人女性を預かる。娘同然の彼女ら全員が津波でアパートや自宅を流され、1カ月近く避難所暮らしを強いられた。
「彼女たちの仕送りがフィリピンにいる親兄弟十数人の生活を支えている。早く仕事をさせてあげたかった」
来日23年。「ジャパンドリーム」を体現した一人として、母国へ仕送りを続ける事情は痛いほど分かる。「一日も早く働きたい」という彼女たちの熱意もパブの再開を後押しした。
この道30年のベテラン、スナック「くるくる」=立町1丁目=のママ、岩橋美津子さんは4月18日に再開した。
「再開を待つお客さまの声に励まされた。同じ港町として気仙沼や塩釜には負けられない。亡くなった常連客の分まで頑張りたい」と意気込む。
“
| — | 河北新報 東北のニュース/ネオン再興奮起の歌声 津波被災石巻・立町の繁華街 (via nakano) |







